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Google、画像への書き込みや文字サイズの変更が可能なメッセージングアプリ「Allo」

機械学習ベースのGoogleアシスタントやスマートリプライは近日提供

 Googleは21日、5月開催の「Google I/O 2016」で発表していたメッセージングアプリ「Allo」の公開を公式ブログでアナウンスした。

 Alloは、テキストに加えて、LINEスタンプのような「ステッカー」や画像を送信できるメッセージングアプリ。グループチャットも可能で、相手がAlloユーザーでなくても、SMSを通じて会話が行える。

 スワイプで文字サイズを調整して、強調したメッセージを送信できる「シャウト機能」を備えるほか、写真に書き込みをしてメッセージとして送信することも可能。

 このほか、シークレットモードを利用すると、エンドツーエンドのメッセージ暗号化や、設定期間の経過後にメッセージを破棄する機能も利用できる。

 友人との会話中にAlloの画面内でGoogle検索を利用したり、「@google」にメッセージを送ると利用できる音声アシスタント機能「Googleアシスタント」のプレビュー版や、ユーザーの入力パターンを学習してテキストや画像への返信を提案する「スマートリプライ」の機能は、日本語版では利用できない。Googleによれば、近日中にサービスが提供される予定。

 Googleアシスタントは、「Cloud Vision API」としてすでに提供されている機械学習ベースの画像認識技術と、人工知能により自然言語を認識できるAIを組み合わせたものとなる。

 なお、Alloアプリは日本時間の21日16時30分現在、Google Play、App Storeともに配信されていない。