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アイ・オー・データが「IoTゲートウェイボックス」開発、IP系・非IP系の入出力機器を束ねてクラウドに接続

 株式会社アイ・オー・データ機器がIoT事業の取り組みを加速するとして5日、「IoTゲートウェイボックス」を開発し、2017年の市場投入を目指すと発表した。

 IoTゲートウェイボックスは、Wi-FiやBLEなどさまざまな無線通信規格に準拠したIP系・非IP系のネットワークカメラやセンサーなどの入出力機器を束ね、クラウドサービスへのデータ出力を司るボックスだという。IoTは現在、機器・サービス間のデータの受け渡しにおいて複数の規格が存在する「勃興期特有の状況」と指摘。IoTゲートウェイボックスは、1つのボックスで複数の規格に対応することにより、IoTソリューションの迅速な発展を促すとしている。

 IoTゲートウェイボックスの開発にあたっては、ソフトウェア面で株式会社sMedioが技術協力。機器ごとに異なるインターフェースやネットワークプロトコルを持つセンサーやアクチュエーター機器のネットワークプロトコルをIPネットワーク化し、それらをクラウドサーバーにつなげるための「sMedio IoT Gateway Device Solution」をsMedioが製品化し、アイ・オー・データに提供する。

 さらにsMedioでは、コンパクトなメモリサイズのネットワークスタックをセンサーやアクチュエーター機器に搭載するための「sMedio IoT Edge Device SDK」なども製品化する計画があるとしている。

 IoTゲートウェイボックスやsMedio IoT Gateway Device Solutionは、10月26日~28日に幕張メッセで開催される展示会「IoT/M2M展 秋」のsMedioブースにて展示する。