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物販系EC市場の売上高トップはAmazon.co.jp、2位ヨドバシ.comの10倍以上、出店数は楽天が最多~インプレス調査

 株式会社インプレスは20日、インターネット通販市場の推移やネット通販事業者の詳細データを調査した統計データを掲載する「インターネット通販上位200調査報告書2017」を発売した。価格はCD(PDF)版が6万8000円、CD(PDF)+冊子版が7万8000円(いずれも税別)。

 経済産業省の調査によれば、2015年のB2C-EC市場の規模は、前年比7.6%増の13.8兆円で、このうち物販系分野は7兆2398億円。報告書によれば、上位200社でこのうち42.7%となる3兆881億6200万円を占めている。トップはAmazon.co.jpで9300億円と推定される。前年比19.5%増で2位に躍り出たヨドバシ.comの790億円と比べ、10倍以上と突出している。

 上位200社のショッピングモールへの出店状況調査では、楽天市場が60.5%でトップ。Yahoo!ショッピングが52.0%、Amazonが46.0%と続いている。EC売上高が大きい企業は、自社ECサイトに加え、流通額の大きい楽天市場への出店が最多となっている。

 このほか報告書では、B2C-EC市場全体の動向に加え、市場をけん引する売上高上位200社について、EC売上高や出店モール、提供サービス、ソーシャルメディア対応などを分析しているほか、スマートフォン経由の売上、ユーザー状況、配送対応、利用ベンダーなどの情報をまとめている。