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フリービットもVNE事業に参入、IPv6ネイティブ接続をローミング提供、2018年9月より
2017年7月6日 20:09
フリービット株式会社は6日、VNE(Virtual Netrwork Enabler)事業への参入を発表した。VNEとは、NTT東西のFTTH回線「フレッツ 光ネクスト」の加入者が利用できるネイティブ(IPoE)方式のIPv6接続サービスをローミング提供する事業者のこと。フリービットのISP向けプロバイダーアウトソーシングサービス「YourNet ISP アウトソーシング」において、2018年9月より、IPv6 IPoE接続によるIPv6ローミング機能を提供開始する予定だ。
フリービットのYourNet ISP アウトソーシングでは、ISP事業の運営に必要な回線・設備・アプリケーションなどをワンストップでパッケージ提供している。IPv6ローミング機能を提供することで、ISP事業者が自社でIPv6設備を持つことなく、IPv6インターネット接続サービスをISPのエンドユーザーに提供できるようになるとしている。
VNEは当初、経路数やサポート面での懸念があり、NTT東西が3社に限定していた。その後、2012年9月にその枠が16社に拡大されたが、しばらく参入企業がなかった。それが2016年5月、株式会社朝日ネットがVNE事業に参入。既存VNEであるBBIX株式会社、日本ネットワークイネイブラー株式会社、インターネットマルチフィード株式会社の3社に次ぐ、4社目のVNEとなっている。
さらに今回、フリービットがVNE事業に参入。同社では「昨今、利用方法の多様化や動画などのリッチコンテンツの利用拡大に伴い、インターネットの通信量は年々増加傾向にある。フリービットは、平素より通信品質の向上に努めているが、将来に渡って高品質なインターネット接続環境を提供するために、IPoE方式のIPv6インターネット接続機能の提供に向けた準備を開始する」とコメントしている。