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DXアンテナの技術でWi-Fiを高速化した11acルーター、エレコム「WRC-1900GST」
トレンドマイクロのセキュリティ技術も採用
2017年11月7日 14:38
エレコム株式会社は、DXアンテナの技術を採用したIEEE 802.11ac/n/a/g/b対応の無線LANルーター「WRC-1900GST」を11月下旬に発売する。価格は1万4120円(税別)。
2017年3月に子会社化したDXアンテナ株式会社のノウハウにより、5GHz帯/2.4GHz帯用にそれぞれ3本搭載する送受信アンテナを改良。前機種「WRC-1900GHBK-S」と比較し、3階建て戸建て住宅で1階に設置したアクセスポイントへの実測スループットが2階・3階で113%向上、1階を含めると平均123%向上(前機種172Mbpsに対し、新機種384Mbps)しているという。
最大通信速度(規格値)は5GHz帯で1300Mpbs(11ac使用時)、2.4GHz帯で600Mbps(11n使用時)。MU-MIMOに対応しており、最大3台の端末との同時通信が可能。デュアルコアCPUを搭載しており、各帯域ごとの同時通信時の処理負荷を軽減している。このほか、ビームフォーミングZに対応する。
また、トレンドマイクロのセキュリティ技術「Trend Micro Smart Home Network」の機能を搭載。脆弱性を狙う攻撃や、情報漏えいを伴う外部への不正な通信をブロックする機能も備えており、セキュリティソフトがインストールできないテレビやエアコン、ネットワークカメラなどを脅威から防御できるとしている。
従来のフィルタリング機能「有害webサイト対策」や、ネットの使いすぎを防止する「タイマー&スケジュール」、ゲスト用SSIDを提供する「友だちWi-Fi」、IPv6パススルーの各機能を搭載する。
動作モードはルーターのほか、アクセスポイント、中継器、子機に対応。有線ポートはギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポート。本体の大きさは141.0×36.5×160.0mm(幅×奥行×高さ)、重量は約370g。