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10Gbpsの速度を格ゲーで体感、「auひかり ホーム10ギガ」を猛アピール
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2018年2月13日 12:54
KDDI株式会社は10日と11日の2日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されたゲームファン向けイベント「闘会議2018」内に出展。最大10Gbpsの個人向けインターネット接続サービス「auひかり ホーム10ギガ」を格闘ゲームで体験できるブースを設けるとともに、10日には同サービスを紹介するステージイベントも行なった。
タイムラグをゲームで負けた言い訳にできなくなる
2月8日に発表された同社の新しい光回線サービス「auひかり ホーム10ギガ」および「auひかり ホーム5ギガ」は、東京、神奈川、埼玉、千葉の一部地域を対象に提供され、3月1日から申し込み受付を開始する。ベストエフォート型ではあるものの、上り/下りともに最大10Gbpsもしくは5Gbpsの通信速度を実現し、1年目の回線利用料金はそれぞれ月額5880円、月額5100円(別途新規登録料3000円、初期費用3万7500円が必要。初期費用は分割払いで、契約内容により相当額が割引される。いずれも税別)となる。
会場のメインステージで解説に立ったKDDI株式会社の渡辺和幸氏(ホーム・IoTサービス企画部長)は、上り/下りともに10Gbpsで、月額料金が100ドル未満の光回線サービスは国内・国外を含め「ほかにない」とし、これまでにないリーズナブルな費用で超高速インターネット接続が可能になることをアピール。また、1Gbpsの通信速度で提供している現行の「auひかり ホーム1ギガ」と同じ月額料金で、5Gbpsの「auひかり ホーム5ギガ」にアップグレードできることも魅力だとした。
会場内には、実際に「auひかり ホーム10ギガ」と同様の10Gbpsのインターネット回線を体験できるブースを用意。10GBASE-TのLANカードを搭載した5台のPCと、同サービスで採用されているホームゲートウェイ「BL1000HW」およびONUを有線LANで接続し、オンライン対戦格闘ゲーム「ストリートファイターV アーケードエディション」を動作させていた。
ブースでは、プロゲーマーと一般参加者が1対1で対戦できるステージショーを実施したほか、来場者が気軽にオンライン対戦できる試遊台も別途設置。ネットワークのわずかなタイムラグが勝敗を左右することもある対戦格闘ゲームだが、実際にプレーしてみたところでは、入力レスポンスや相手の挙動に対する遅延などは一切体感できないレベルで、1台のマシン上で対戦しているかのような快適なゲーム体験が得られた。
専用ホームゲートウェイ「BL1000HW」は、現在、製造元のNECプラットフォームズと密に連携をとって細かな調整などを行っている最中。最大2.4GbpsのWi-Fi通信を可能にする「IEEE 802.11ax」のドラフトにも対応しているが、今回のイベントでは対応する無線LAN子機がないことから使用せず、有線接続のみで利用していた。
ブースの担当者は「eスポーツのように通信の帯域や遅延にシビアな環境において10Gbpsのアドバンテージがあるだけでなく、上り/下りともに10Gbpsとなる帯域が、動画のアップロードやライブ配信にも活きてくる」とコメント。さらに、高解像度の4Kコンテンツはもちろん、将来的には8Kコンテンツのニーズも高まると予想され、広く一般にもメリットがあるサービスだと話してくれた。プロゲーマーも、これまでは負けた原因にタイムラグを挙げることもあったが、これからはそれを言い訳にできなくなる、と漏らしていたという。