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IPoE IPv6/らくらく引越/セキュリティそろい踏みのWi-Fiルーター「WRC-1900GST2/1750GST2」、エレコムが発売

 エレコム株式会社は、SSID・パスワードを簡単に移行できる「らくらく引越機能」を新たに備えたWi-Fiルーター2製品を12月上旬より発売する。価格(税別)は「WRC-1900GST2」が1万4120円、「WRC-1750GST2」が1万2830円。

 WRC-1900GST2は「WRC-1900GST」の後継にあたる製品。らくらく引越機能に加え、IPv6 IPoE接続にも新たに対応した。トレンドマイクロのセキュリティ技術「Trend Micro Smart Home Network」の機能は引き続き搭載する。

 WRC-1750GST2は、すでにIPv6 IPoE接続に対応していた1月発売の「WRC-1750GSV」から、新たにらくらく引越機能とともに、上位モデルのみだった「Trend Micro Smart Home Network」の機能を搭載したかたちとなる。

 最大通信速度は、2製品とも5GHz帯は1300Mpbs(11ac使用時)、2.4GHz帯はWRC-1900GST2が600Mbps、WRC-1750GST2が450Mbps。両機種ともDXアンテナ株式会社のノウハウを採用したアンテナを6本内蔵し、3×3のMU-MIMOに対応。20台までの接続を推奨とする。また、ビームフォーミングZにも対応する。

 IPv6 IPoEへの対応では、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)が提供するMAP-E方式を採用した「v6プラス」、NTT東西が提供する「フレッツ光ネクスト」のIPoE IPv6接続サービス、IIJなどが提供するDS-Lite方式を採用した接続サービスなど、IPv4 over IPv6接続サービスでの利用が可能だ。

 「Trend Micro Smart Home Network」は、脆弱性を狙う攻撃や、情報漏えいを伴う外部への不正な通信をブロックする機能も備えており、セキュリティソフトがインストールできないテレビやエアコン、ネットワークカメラなどを脅威から防御できるもの。

 このほか、従来のフィルタリング機能「有害webサイト対策」や、ネットの使いすぎを防止する「タイマー&スケジュール」、ゲスト用SSIDを提供する「友だちWi-Fi」、IPv6パススルーの各機能も搭載している。

LEDの点滅を隠せるスライドカバーを装備
横置きにも対応する

 動作モードはルーターのほか、アクセスポイント、中継器、子機に対応する。そのほかの仕様も共通しており、有線ポートはギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポートを背面に搭載する。本体サイズは141.0×36.5×160.0mm(幅×奥行×高さ)、重量は約370g。