ニュース

渋谷ストリームに「Google for Startups Campus」開設、起業家が出入りできるコミュニティスペース

 グーグル合同会社(Google)は、日本におけるスタートアップ支援の取り組みとして、スタートアップのためのコミュニティスペース「Google for Startups Campus」を東京・渋谷に年内に開設すると発表した。

「Google for Startups Campus」イメージ図(提供:Google)

 Google for Startups Campusはすでにロンドン、マドリード、サンパウロ、ソウル、テルアビブ、ワルシャワに開設されており、東京は世界で7番目のキャンパスとなる。コワーキングスペースやイベントスペース、会議室などを備えており、アーリーステージ~グロースステージのスタートアップに提供。スタートアップ向けの研修プログラムを運営するほか、世界の他のキャンパスを利用するスタートアップとも交流できる機会を提供することで、スタートアップがグローバルに活躍できるよう支援する。

「Google for Startups Campus」イメージ図(提供:Google)

 さらに、次世代の優れたスタートアップを対象とした「Google for Startups Residency Program」も実施する。同プログラムの参加者に対しては、半年間にわたり、Googleのプロダクトを活用した開発支援、ベストプラクティスの提供などを無料で行う。また、Google for Startups Campus内にワークスペースが提供されるほか、1対1の研修やメンター制度などの手厚い支援も受けられる。同プログラムの参加者の募集は、Google for Startups Campusの開設後、2020年の初めを予定している。

6月18日に行われた記者発表会にテレビ会議で出席し、「Google for Startups Campus」の東京キャンパス開設について説明したGoogleのマイケル・キム氏(Google for Startups Campus Partnerships Manager)。「Googleは、カリフォルニアのとあるガレージで生まれたスタートアップです。スタートアップ企業を支援することは今でも私たちのDNAの重要な部分を占めています」

 Google for Startups Campusが開設される場所は、渋谷駅直結の高層ビル「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」。同ビルには、Google日本法人の本社オフィスが年内に移転する予定となっている。