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IPv6 IPoEを4.19倍高速化する「IPv6ブースト」、アイ・オーがWi-Fiルーター向け最新ファーム提供

 株式会社アイ・オー・データ機器は、IPv6 IPoEを接続を高速化する「IPv6ブースト」機能に対応する最新ファームウェア「Ver.1.31」を、Wi-Fiルーター「WN-AX1167GR2」向けに提供開始している。2019年冬には「WN-AX2033GR2」と「WN-DX1167R」向けにも提供するという。

 IPv6ブーストは、IPoE IPv6環境で通信を高速化する独自技術とされ、同社による実測では、IPv4送信スループットがDS-Lite利用時で最大4.19倍、MAP-E利用時で最大3.21倍に高速化したという(従来版ファームウェアとの比較)。

「WN-AX1167GR2」

 ファームウェアVer.1.31では、IPv6接続時の速度向上のほか、ひかりTV視聴時と、VoIPアダプター、設定画面の動作を改善。また、Nintendo Switchで「スプラトゥーン2」をプレーした際にプライベートマッチができない場合がある件も修正されている。

「WN-AX2033GR2」
「WN-DX1167R」

 弊誌連載「イニシャルB」2018年10月22日付記事『IPv6が速いルーター、遅いルーター。環境によってその差は数倍! 「IPv6 High Speed」の実力は?』での比較時には搭載されていなかった機能を実装し、競合他社に追いついたものと言えそうだ。