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アイ・オー、IPv6 IPoE対応Wi-Fiルーターの最新モデル「WN-AX1167GR2」発売

新たにMU-MIMOに対応、筐体の“ミレニアム群青”は光沢仕上げへと高級化

 株式会社アイ・オー・データ機器は、IPv6 IPoE対応の無線LANルーター「WN-AX1167シリーズ」の最新モデル「WN-AX1167GR2」を11月下旬に発売する。価格は8300円(税別)。

 2016年2月に発売したモデル「WN-AX1167GR」の後継に当たる製品。無線LAN規格はIEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応しており、最大通信速度も5GHz帯で867Mbps(11ac使用時)、2.4GHz帯で300Mbps(11n使用時)というスペックは前モデルと同じだが、WN-AX1167GR2では新たにMU-MIMOに対応した。最大2台の端末との同時通信を可能としている。

 ルーターの上下・左右・前後の360度全方向に電波を放出するF型アンテナと、最大通信距離を延ばすパワーアンプを併用した独自の「360コネクト」技術を採用している点も、前モデルと同様だ。延長方向への電波強度が弱く、電波上の死角が発生しやすい一般的な外付けアンテナに比べてムラなく電波を飛ばすことができるとしている。5GHz帯/2.4GHz帯にそれぞれ送受信アンテナを2本内蔵するほか、ビームフォーミング機能にも対応する。

 また、880MHzデュアルコアCPUを採用しており、同時通信における高負荷な通信にも安定した通信を実現する。

 5年間無料で利用できる「ネットフィルタリング」機能や、特定機器の通信可能時間を設定できる「ペアレンタルコントロール」機能にも搭載する。さらにWN-AX1167GR2では、Wi-Fi接続してきた端末の接続を管理者端末で許可/拒否できる「Wi-Fiマモル」機能を新たに搭載した。

 このほかの変更点としては、筐体色が挙げられる。WN-AX1167シリーズでは従来モデルにおいても、加賀藩・前田家奥方御殿「成巽閣」の群青をモチーフにした「ミレニアム群青」を採用していたが、WN-AX1167GR2では、同社の最上位モデル「WN-AX2033」同様の光沢仕上げによるミレニアム群青となった。

 インターフェースは、ギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポート。本体サイズは150×83×157mm(幅×奥行×高さ)、重量は約250g。

 IPv6 IPoEによるインターネット接続は、「v6プラス」(MAP-E)、「transix」(DS-Lite)が利用可能。動作確認済みのISP・サービスとしては(2017年11月現在)、インターネットイニシアティブ「IIJmioひかり(IPoEオプション)」「IIJmio FiberAccess/NFサービス」、インターリンク「ZOOT NATIVE」、ニフティ「v6プラス」、ビッグローブ「v6プラスオプション」、DMM.com「v6プラス」、メディアウェイブシステムズ「Hybrid64」がある。

本体背面