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新gTLD「.gmo」をIoT機器専用に開放へ、GMOがICANNに申請

「.gmo」のドメイン名が登録できるようになる「お名前.com」

 GMOインターネット株式会社は、同社が保有している新gLTD「.gmo」について、IoT機器での利用を開放する申請をICANNに対して行うと発表した。この.gmoを用いたサービスは、ドメイン名登録サービス「お名前.com」をはじめとするGMOインターネットグループにて2020年内をめどに開始する予定だ。

 IoT機器は、5Gの普及とともに増加。128ビットのアドレス空間を持つIPv6のIPアドレスが大量のIoT機器に割り当てられることが予想される。このように増加していくIoT機器とIPアドレスの管理は、メーカーやサービス事業者が行う必要がある。GMOインターネットでは、これらの管理はサブドメインを用いることが有効だとしている。

 そのため、GMOインターネットグループでは、サブドメイン名の自動管理、DNS API、GMOグローバルサイン株式会社が提供するSSLをパッケージで提供。これにより、IoT機器とIPアドレスの管理が安価で容易に行えるようになるとともに、セキュアな通信が確保されるとしている。

 なお、今回、.gmoの用途として申請したのは、IoT機器だけだ。ウェブやメールでの利用は申請していないため、.gmoはIoT機器専用のgTLDとなる。

 GMOインターネットでは、.gmoの提供により「IoT機器を扱うメーカーの費用負担を極力抑えることで、GMOインターネットグループは、IoTの更なる普及・発展を後押しする」としている。