ニュース

厚生労働省の偽サイトに注意、「新型コロナウイルス」に便乗

 厚生労働省は、同省のホームページを装った偽サイトが確認されたとして注意を呼び掛けている。

 厚生労働省によると、同サイトは「新型コロナウイルスの政府の対応等に関連するかのような情報を掲載し、閲覧を誘導するもの」だという。

 正しいホームページのURLは「https://www.mhlw.go.jp/」。偽サイトを発見した場合は、専用フォーム「国民の皆様の声」から連絡を行うよう促している。

 なお、新型コロナウイルスに便乗した悪質なネット犯罪はこれまでも多数確認されている。例えば、保健所の関連組織をかたり「国内でも〇〇県で感染が報告された」などとして、不正マクロが含まれたWord文書を開かせようとする不審なメールが拡散されており、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)やトレンドマイクロでは注意を促している(2020年2月3日付関連記事『「新型コロナウイルス」に便乗、保健所をかたる不審なメールが拡散中』参照)。

 このほかにも、新型コロナウイルスの予防に関連する情報を掲載しているとして、添付ファイルを確認するよう促す不審なメールも確認されている。いずれも、マルウェア「Emotet(エモテット)」に感染させるもので、情報を窃取されたり他のウイルスへの感染を引き起こす可能性があるため注意が必要だ。