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Wi-Fiカメラ「ieCame」、クラウドAIで人の検知だけスマホ通知、ラトックシステムが発売

防水やパン/チルト対応など3製品

RS-WFCAM1

 ラトックシステム株式会社は、Wi-Fiネットワークカメラ「ieCame(イエカメ)」シリーズ3製品を6月上旬に発売する。価格(税別)は「RS-WFCAM1」が9800円、パン/チルト可能な「RS-WFCAM2」が1万800円、屋外向けの防水モデル「RS-WFCAM3」が1万7400円。

 カメラは200万画素で、フルHD(1920×1080ドット)、15fpsのH.264圧縮動画を記録可能で、4倍のデジタルズームにも対応。また、暗所撮影可能なナイトビジョン機能と、通常の動体・音声検知の機能も備える。Wi-FiはIEEE 802.11n/g/bの2.4GHz帯に対応し、給電用のmicroUSBポートを装備する。

RS-WFCAM2
RS-WFCAM3

 RS-WFCAM1の画角は131°。RS-WFCAM2は画角109°で、左右355°、上下95°のパン/チルトに対応。RS-WFCAM3は画角129°で、IP65の防水防塵性能を備える。

 クラウドに映像を記録し、スマートフォン向けの「ieCame」アプリから確認できる。記録映像の動体からAIで人の形を見分け、写真付きで通知を送信するのが特長。これにより通知を確認するだけで、状況をすぐに確認できる。ieCameアプリでは4台分の映像を同時に表示できる。

 クラウドには検知用の録画を無料で1日分保存できる。映像は本体スロットのmicroSDカードへの記録も可能。3つの有償プランによりクラウドへ、7日間(月額4.99ドル)、15日間(月額5.99ドル)、30日間(月額14.99ドル)の間、動画を保存しておける。

 有償プランのみとなる顔識別機能では、最大16人を登録でき、通知時に名前を表示したり、行動を時系列で確認できる。ただし、RS-WFCAM2のみ非対応。

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重量は、RS-WFCAM1が約69×69×107mmで約95g、RS-WFCAM2が約83×83×110mmで約215g、RS-WFCAM3が約92×99×57mmで約230g。