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QNAP NAS用OS最新版「QTS 4.5.1」発表、VMライブマイグレーションやAzure AD DSの新機能が利用可能に

 台湾QNAP Systemsは、NAS用OSの最新版「QTS 4.5.1」をリリースした。VMライブマイグレーションが可能になったほか、Azure Active Directory Domain Services(Azure AD DS)で新機能が追加されている。

 QTS 4.5.1に同梱される仮想化アプリパッケージ「Virtualization Station」の最新バージョン3.5では、IntelまたはAMDの同メーカー製CPUを搭載するNAS同士で、仮想マシンを実行中のまま移動できる「VMライブマイグレーション」が利用できるようになった。

 ドメイン管理サービスであるAzure AD DSでは、新たにドメイン参加、クライアントの一元化(グループポリシー)、LDAPなどをサポート。複数のユーザーアカウントとアクセス許可をより効率的に管理可能になるとしている。

 このほか、オプションのWi-Fiアダプター装着時にWPA2エンタープライズでの暗号化が可能になった。さらに、Wi-Fi 6対応のPCIeカード「QXP-W6-AX200」装着時にWi-Fi 6ルーターとしての利用にも対応した。

 また、「QuLog Center」では、エラーや警告といったイベントやアクセスの統計ランキンググラフ機能を新たに提供。潜在的なシステムリスクに素早く気付いて反応できるようになるとしている。

 さらにセキュリティ対策として、IPv6、ファイアウォール、およびGeoIPフィルタリングもサポートした。