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QNAP、NAS用OS最新版「QTS 4.4.2」リリース、セキュリティとストレージ拡張性を改善
2020年4月3日 17:17
台湾QNAP Systemsは、NAS用OSの最新バージョン「QTS 4.4.2」をリリースした。システムセキュリティとストレージ拡張性を改善しているという。
セキュリティ面では、adminアカウントのデフォルトパスワードが、特殊文字を除いたNASのMACアドレスへと変更された。例えば、MACアドレスが11:22:33:44:55:66であれば、デフォルトパスワードは112233445566となる。
また、QNAP App Centerにはデジタル署名が追加され、アプリのインストール時には署名が確認される。これにより、NASやデータが悪意のあるプログラムに影響を受けたり、操作されたりしないようにするという。
一方、ストレージの拡張性では、6GbpsのSATA接続となる「TL SATA JBOD」シリーズと、10GbpsのUSB 3.2 Type-C接続となる「TL SATA JBOD」シリーズの接続を新たにサポート。これにより、QNAPでは「ファイルストレージおよびバックアップニーズを満たす」としている。
このほか、ファイバーチャネルのサポートも追加された。MarvellやATTO、QNAPのファイバーチャネルカードをQNAP NASの拡張スロットへ取り付ければ、iSCSIとファイバーチャネルアプリを使用し、ファイバーチャネルターゲットをセットアップできる。また、LUNマスキングとポートバイディング機能では、データセキュリティをさらに向上できるという。
さらに、次世代CPUプラットフォーム用のサポートも追加しているとのことだ。