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QNAP、NAS用OS最新ベータ「QTS 4.4.1」リリース

 台湾QNAP Systemsは、NAS用OSの最新ベータ版となる「QTS 4.4.1」をリリースした。

 QTS 4.4.1は、Linux Kernel 4.14 LTSが統合されたほか、バックアップデータをソース側で重複排除する「QuDedup」テクノロジーと、バックアップ、復旧、同期機能を単一のQTSアプリケーションに統合した「HBS 3」を搭載する点が特徴。ユーザーは、PCにQuDedup抽出ツールをインストールすることで、重複を排除したファイルを通常の状態へと復元できる。

 また、AWSやGoogle Cloud、OneDrive、Dropboxといった20以上の主要なクラウドサービスをNASに統合し、ローカルキャッシングにより、クラウドデータに低レイテンシでアクセスできる「CacheMount」の機能も搭載する。

 QNAPでは、これによりユーザーがクラウドデータに対してLANアクセスとほぼ同じ速度で利用できるとしている。また、「TCP BBR Congestion Control」もサポートしており、クラウドバックアップ時の転送速度を高速化できるという。

 このほか、QTS 4.4.1ベータにあわせ、次世代のPhoto Stationに位置付けられるAIベースの写真管理アプリ「QuMagie」もリリースされた。UIが合理化されたほか、内蔵タイムラインスクロール、統合AIベースの写真整理、カスタマイズ可能なフォルダーカバーと強力な検索ツールを備える。