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QNAP、NAS用OS最新版「QTS 4.3.5」正式リリース

 台湾QNAP Systemsは、NAS用OSの最新版「QTS 4.3.5」をリリースした。SSDをさまざまに活用できる新機能や、ソフトウェア定義型のネットワークアーキテクチャを新たに搭載している。

 QTS 4.3.5の「SSDエキストラオーバープロビジョニング」では、ランダム書き込みのパフォーマンスも向上しつつ、データの書き込み量を抑制して寿命を最大化できるため、NASへSSDを搭載した際にメリットが高められる。

 さらに、ソフトウェア定義型のネットワークアーキテクチャを新たに搭載。これにより、ネットワークや仮想スイッチのアプリが改善されたほか、ネットワークトポロジーマッピング、新たなVPNプロトコルなども搭載したことで、NASとコンテナー、仮想マシン、およびその他デバイス間の相互運用性が向上している。

 また、AnnapurnaLabs製CPUを搭載したQNAP NASでも、仮想ネットワークスイッチへ新たに対応した。さらに、「Microsoft Networking Advanced Options for ABE」(アクセスベースの列挙)と「同ABSE」(アクセスベースの共有列挙)が追加されているという。

 このほか、NASアプリのシステムログと、メールやSMS、インスタントメッセージを含む各種の通知を1つのアプリに統合し、スムーズで簡単なNAS管理を実現する「通知センター」、ウイルス対策や脆弱性チェックなどにより、NASセキュリティを向上するNAS用セキュリティポータル「セキュリティカウンセラー」の新機能も搭載する。