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Synology、NAS用OS最新版「DSM 6.2」を正式リリース

 Synologyは、NAS用OSの最新バージョン「DiskStation Manager(DSM) 6.2」正式版をリリースした。

 DSM 6.2では「iSCSI Manager」が一新され、ユーザーインターフェースが最適化されているほか、新たなAdvanced LUNにより、書き込み性能を約46%向上、LUNスナップショットの作成や復元が高速化されている。

 「Snapshot Replication」でも、Advanced LUNによりスナップショットやレプリケーションが高速化されている。また、スナップショットのレポートにより、ストレージの使用領域を可視化し、効率的な利用を促す。

 このほか、「Synology High Availability 2.0」では、クラスター構成時に初期設定が短時間で行えるようになったほか、システムアップデートでの再起動を抑制している。

 さらに、ARM CPUを搭載する「Valueシリーズ」でもBtrfsファイルシステムを新たにサポートしている。また、パッケージセンターのインターフェースも再設計されている。

 セキュリティ面では、「Security Advisor」により異常なログインを検知し、攻撃者の位置情報を表示できるほか、「TLS/SSLプロファイルレベル」により、サービスごとにセキュリティレベルのプロファイルを設定可能となっている。

 Synologyでは、DSM 6.2の新しいAdvanced LUN、iSCSI Manager、Storage Managerにより、安定した強力なデータ保護ソリューションを提供。管理効率と安定性を前例のないレベルに引き上げるとしている。