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ホテルの客室をサテライトオフィスとして活用、NECが「ホテルワークスペースマッチングサービス」開始

検索・予約ができるスマホアプリも提供

ワークスペースにできるホテル客室イメージ

 日本電気株式会社(NEC)は、サテライトオフィスとして活用できるホテルを企業に紹介する「ホテルワークスペースマッチングサービス」を提供開始する。エリア・部屋数などの企業の要望に合わせて、同サービスに参加する首都圏のホテルからサテライトオフィスとなる客室を紹介。また、ホテルの空室検索や予約が可能な専用のスマートフォンアプリも提供する。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う働き方の変化とホテル業界における宿泊客の減少を受け、従業員の多様な働く場所の確保とホテルにおける客室稼働率の向上という課題を解決できる同サービスを開始したという。NECグループ各社や住友商事株式会社などの複数企業が同サービスを試行的に利用しているが、利用可能なホテルと利用企業を拡大することで、働く場所の多様化とホテルの稼働率向上を促進したいとしている。

サービス概要。NECのホテル基幹業務システム「NEHOPS」を導入しているホテル向けに提供する

 同サービスでは、株式会社東急ホテルズや株式会社プリンスホテルなどが運営する首都圏のホテル客室を紹介。セキュリティ、遮音設備、Wi-Fi環境などが充実しているため、追加投資なしでサテライトオフィスとして活用できるとしている。

 また、同サービスを利用する企業の従業員向けに、契約ホテルの空室検索や予約が可能な専用のスマートフォンアプリを提供。一部ホテルでは、利用当日にホテルフロントにあるタブレットから顔認証またはQRコードによる非対面でのチェックインを行える。

専用スマートフォンアプリイメージ