ホテルを1日500円で借りられる！ 多摩の宿泊施設がサテライトオフィスに

　東京都は、「多摩地域の宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供事業」を開始した。多摩地域の宿泊施設の客室を都が確保し、自宅周辺でテレワークをする人に対してサテライトオフィスとして1日あたり500円（税込）で提供する。都の「テレワーク緊急強化月間」に合わせたもので、実施期間は2021年1月20日（水）～3月20日（土）。

ホテルエミシア東京立川の「東京都 多摩地区サテライトオフィス テレワークプラン」のページ

　対象者は都内在住または在勤で、企業等で働く人（個人事業主を含む）。室数は1施設あたり1日20室、利用可能時間は原則9時～19時までとなっている。利用料は1日1室あたり500円（税込）と破格の安さだ。

　利用者自身が直接、宿泊施設に予約を行うことで利用でき、先着順となっている。施設利用当日に、都内在住・在勤を確認できる書類と利用同意書を持参する必要がある。

　利用同意書に関しては、サテライトオフィスでの勤務について勤務先の承認を得たうえで、上司または人事担当者などの自署による署名を得る必要がある。また、都内在住・在勤を確認できる書類として認められるものは、在住の場合は運転免許証、マイナンバーカードなどで、在勤の場合は社員証等＋勤務地の住所が分かる書類（名刺など）とされている。

　対象となる宿泊施設は、2021年1月20日（水）～2月18日（木）の期間で5施設、2021年2月19日（金）～3月20日（土）の期間で5施設。いずれも八王子、立川、府中、町田、多摩センターにあり、東京都の「多摩地域の宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供事業」のウェブページにリストアップされている。

【追記 2021年2月17日 18:55】
　東京都は2月15日より対象施設を拡充しており、対象施設および提供期間は下記のリストの内容から変わっています。詳しくは、別記事『東京都、多摩のホテルの「500円サテライトオフィス」、2倍の200室に増室！』を参照ください。