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Yahoo!メール、フィッシング対策機能「ブランドアイコン」拡大のため対応企業を募集

送信元の認証により、ブランドになりすますメールを防止

 ヤフー株式会社は、「Yahoo!メール」に搭載しているフィッシングメール対策機能「ブランドアイコン」において、対象となる送信ドメイン認証方式を拡大し、対応する企業を募集している。

 ブランドアイコンとは、企業やブランドからのメールがなりすましでないことを示すため、送信元のドメインが認証されているメールに対して受信箱のメール一覧などの画面でブランドアイコンを表示する機能。同社では、送信元が保証された安心・安全なメールであることがユーザーに一目で伝わるとしている。2018年より提供を開始し、記事公開時点で楽天グループ、株式会社ZOZOなど26の企業やブランドに対応する。

ブランドアイコン表示のイメージ(株式会社一休の例)

 これまで、Yahoo!メールでは、送信元が付与した電子署名をもとに認証する「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」を対象としていたが、新たに、送信元のメールサーバーのIPアドレスにより正規のメールかどうかを判定する「SPF(Sender Policy Framework)」にも対象を拡大した。

 DKIM認証またはSPF認証に対応してメールを配信している企業は、ブランドアイコンのウェブページに設けられた専用のフォームから申し込むことで、Yahoo!メールにブランドアイコンの対応を依頼できる。