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内部接続をハンダ加工、産業用途に適したCAT6A LANケーブル3種類をサンワサプライが発売

左から「KB-HS6A」「KB-H6A」「KB-HFL6A」

 サンワサプライ株式会社は2022年12月28日、産業用CAT6A LANケーブルとして、SFTPの「KB-HS6A」、PoE対応のUTP「KB-H6A」、フラットタイプのUTP「KB-HFL6A」の3シリーズを発売した。カラーはいずれもネイビーのみ。

 従来製品では、プラグとケーブルの接続部分を、かしめ加工(金属を変形させて組み合わせる加工方法)により接合するものが多かった。しかし、今回発売の3製品では、全て自動ハンダ付け加工を行っている。これにより、抵抗値の安定性、耐振動性、耐引張強度、耐経年変化に優れ、産業用途での使用に適した製品となっているという。

 3シリーズとも10GBASE-Tに対応し、伝送帯域は500MHz。コネクタ部にはラッチが折れるのを防ぐツメ折れ防止カバーを採用し、ケーブルの皮膜には延焼原因になりにくい難燃素材を使用しているという。

KB-HS6Aシリーズ

 SFTPのKB-HS6Aシリーズは、耐油性、耐温度性(-40~105℃)、耐屈曲性に優れる。外部からの妨害電波を防ぐことができ、ノイズ対策に有効なシールドプラグを採用していることから、ロボットやIPカメラなど、可動部分のある機器に適しているという。

 長さは0.5m/1m/2m/3m/5m/10m/15m/20mの8種。市場想定価格はそれぞれ3080円/3740円/5170円/6490円/9350円/1万6280円/2万3540円/3万580円となっている。

KB-H6Aシリーズ

 PoE対応UTPのKB-H6Aシリーズは、可動部分のあるPoE機器やPoEスイッチなどに適しているという。信号線同士の電磁波干渉を防ぐ十字介在がケーブル内部に入っているため、電気特性を大幅に安定させる効果があるとしている。

 長さは0.5m/1m/2m/3m/5m/10m/15m/20mの8種。市場想定価格はそれぞれ2310円/2530円/2860円/3410円/4180円/6050円/8140円/1万340円。

KB-HFL6Aシリーズ

 UTPフラットタイプのKB-HFL6Aシリーズは厚さ2mmで、曲げたときの半径を最小に抑えられ、機器の組み込みなどに最適だとしている。

 長さは0.5m/1m/2m/3m/5m/10mの6種。価格は2310円/2420円/2640円/2970円/3520円/4730円。