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YouTube、信頼できる医療/健康の情報源を示す「YouTubeヘルス」を個人の専門家に拡充し、申請受付を開始

 日本版YouTubeは8月29日、信頼できる医療/健康の情報源であることを示す「YouTubeヘルス」の対象を、資格を持つ医療従事者の個人チャンネルに拡充することを、公式ブログで発表した。あわせて、個人の医療従事者による同機能の申請受付を開始した。

 YouTubeヘルスは、日本では2022年3月にスタート。従来は医療関連の教育機関や公衆衛生機関、病院、政府機関のチャンネルを対象としていた。主な機能には、信頼できる情報源の動画であることを区別して表示する「医療/健康に関する情報源を提供するパネル」と、これらの動画を検索結果の中でもハイライトして紹介する「医療/健康に関する情報セクション」がある。これらの機能によって、YouTube上の医療/健康情報の中で、信頼できる情報を簡単に判別できるようになるとしている。

資格を持つ医療従事者による医療/健康情報パネルの例
医療/健康情報セクションの例

 今回の拡大によって申請対象になるのは、特定の免許/資格証明を所持する医療従事者。条件には、医療/健康情報の発信において医学専門団体会議(CMSS)、全米医学アカデミー(NAM)、世界保健機関(WHO)が共同で定めたガイドライン(Identifying Credible Sources of Health Information in Social Media)に従っていること、YouTubeチャンネルが良好な状態で維持されていることも条件となる。

 YouTubeでは、この取り組みを、医療情報の共有方法を変革している優れた医療/健康分野のクリエイターが作るコンテンツをより簡単に見つけ、つながれるようにするための大きな一歩であるとしている。