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インストール型地図ソフトの最新版「スーパーマップル・デジタル25」発売、GIS機能を強化
オープンデータのダウンロードサイトも開設、地価やバスルート、災害関連データなど提供
2024年7月9日 06:00
株式会社マップルは7月5日、Windows用地図ソフトの最新バージョン「スーパーマップル・デジタル25」を発売した。パッケージ版の価格は、全国版DVDが1万9800円、全国版USBが2万3100円、東日本版DVDおよび西日本版DVDが各1万3750円。このほかにダウンロード版およびライセンス版も用意している。
外部データの取り込みは、新たにShapefile形式にも対応
同ソフトは、デジタル地図や住所、POI(検索データ)、行政区画、道路ネットワーク、観光地エリアなどの各種データを搭載したWindows用のインストール型地図ソフト。本バージョンではGIS(地理情報システム)機能を強化しており、外部データの取り込みは従来からサポートしているKMLやGeoJSONに加えて、新たにShapefile形式にも対応した。データの取り込み処理も高速化し、ポリゴン64万件、ライン1万4000件、テキスト1200件のデータを取り込む試験では平均で約20%、最大で約30%の速度向上を実現している。
また、行政区域の強調表示機能を拡張し、従来は1つしか選択できなかった行政区域を複数選んで強調表示できるようになった。さらに、選択指定した行政区域内に含まれる店舗や顧客などの管理情報をワンタッチで抽出できる機能や、地図に表示する情報をチェックボックスで切り替えられる機能も追加した。このほか、カスタム情報アイコンのデザインもシンプルで実用性の高いものに変更している。
無償で利用できるオープンデータのダウンロードサイトも開設
マップルは、自治体などが公開しているオープンデータの種別や有用性の周知を図るため、無償で利用可能なオープンデータのダウンロードサイトも新たに開設した。同社が編集したオープンデータとして、地価公示やバスルート、各種ハザード系の情報など22種類のデータが用意されており、これらのデータはスーパーマップル・デジタル専用形式(RCM形式)のため同ソフトの地図上に簡単に表示できる。
なお、地図・検索用データは、2023年10月25日(POI情報の一部は2024年1月30日)までに判明し、2024年4月1日までに実施の経年情報に基づいて作成している。「車」のルート検索データについては、高速道路は2023年9月までに判明した2024年4月1日時点の情報(料金は2023年12月31日までに判明した情報)を反映し、一般道路・フェリー航路は2023年9月までに判明した重要情報を反映している。