ニュース

耐熱・耐寒性を強化した、最大1kmのIEEE 802.11ah対応アクセスポイント/ブリッジ「AP-100AH」「BR-100AH」、サイレックスが同時発売

温度拡張版 AP/BR-100AH

 サイレックス・テクノロジー株式会社は通信距離を最大1km先まで延伸するWi-Fi機器に、耐熱・耐寒性・機能強化を追加したアクセスポイント「温度拡張版 AP-100AH」、ブリッジ「温度拡張版 BR-100AH」の2製品を、8月8日に発売する。いずれも価格はオープンで、同社または同社製品販売店に問い合わせのこと。

 Wi-Fi HaLowことIEEE 802.11ahに対応しており、1台のアクセスポイント/ブリッジで、最大1kmの通信が可能。100BASE-TX対応の有線LANポート×1を備える。

 温度拡張版 AP-100AHは中継機能も持ち、2台の中継をはさんで最大3kmの通信範囲を実現できる。1台あたりの最大接続数は647台。温度拡張版 BR-100AHは中継機能を持たないが、「マルチクライアントモード」により、ハブを介して最大16台の有線機器を接続し、無線化できる。

 どちらも、屋内外の産業用IoTや社会インフラでの利用に向けて、温度変化や経年劣化に強い温度補償水晶発振器(TCXO)を採用し、動作環境は-20~60℃。そのほかの機能強化として、設置前に電波の利用状況を可視化して適切な設置場所や利用チャネルを選択できるサーベー機能、無駄なトラフィックを防ぐことにつながるNATやIPアドレスフィルタ機能、送信時間制限による通信停止を防ぐ機能が追加されている。

 IP65相当の防水ケース、防水アンテナ、組立ガイドが同梱している。また、オプションで屋外設置用ボックスも用意されている。どちらも本体サイズは126x75x24mmで、重量は230g。

AP/BR-100AH屋外設置用ボックス