イベントレポート

Interop Tokyo 2024

Ubiquiti、Wi-Fi 7アクセスポイント「U7 Pro」や多機能L3スイッチ「USW-Pro-Max-24-PoE」などをInteropで展示

 Ubiquiti Japan(ユビキティジャパン)は、株式会社フォーバルカエルワークと共同で、6月12日~14日に幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2024」に出展。最新のWi-Fi 7アクセスポイント「U7 Pro」シリーズや、法人向けPoEスイッチ「USW-Pro-Max-24-PoE」、小規模オフィス向けゲートウェイなどを実機展示している。

Ubiquiti Japan/株式会社フォーバルカエルワークのブース

 「U7 Pro」シリーズは、Wi-Fi 7対応のアクセスポイント。ブースでは、通常の「U7 Pro」のほか、「U7 Pro Max」と「U7 Pro Wall」も展示されていた。

 「U7 Pro」は、Wi-Fi 7トライバンドに対応し、全帯域がMIMO 2x2対応。最大通信速度は6HGz帯が5765Mbps、5GHz帯が4324Mbps、2.4GHz帯が688Mbps。2.5GbpsとPoE+対応の有線LANポート×1も備える。同時接続数は300以上。

 上位モデルの「U7 Pro Max」は、5GHz帯がMIMO 4x4、6GHz帯と2.4GHz帯がMIMO 2x2となっており、最大通信速度は6GHz帯が5765Mbps、5GHz帯が8648Mbps、2.4GHz帯が688Mbps。同時接続数は500以上。

 「U7 Pro Wall」は壁に設置するタイプの製品。最大通信速度やMIMO対応、イーサネットポート、同時接続数の仕様はU7 Proと同じ。

左から、U7 Pro、U7 Pro Max、U7 Pro Wall

 「USW-Pro-Max-24-PoE」は、2.5GbE×8ポートと1GbE×16ポートに10G SFP+×2ポートを備えた企業向けレイヤー3対応ネットワークスイッチ。2.5GbE対応ポートはPoE++出力も備える。

 各ポートに内蔵されたLEDが発光する機能「Etherlighting」も特徴だ。展示機では虹のような派手な色分けがされているが、実際の運用では、通信速度や接続中のVLANなどを色で識別可能にできる。こうしたLEDとしては、発色と点滅速度が落ちついていることも印象的だ。

 同じく48ポートモデルの「USW-Pro-Max-48-PoE」や、IDS/IPSを備えたクラウドゲートウェイ「Dream Machine Special Edition(UDM-SE)」も展示されていた。

ネットワークスイッチ「USW-Pro-Max-24-PoE」と「USW-Pro-Max-48-PoE」、クラウドゲートウェイ「Dream Machine Special Edition(UDM-SE)」

 小規模オフィス向けゲートウェイとしては、「Cloud Gateway Ultra(UCG-Ultra)」、「UniFi Express(UX)」、「Gateway Lite(UXG-Lite)」も展示されていた。

 いずれもIDS/IPSを備えたセキュリティゲートウェイの機能を持ち、UniFi ExpressはWi-Fi 6アクセスポイントの機能も持つ。UCG-UltraはさらにWAN側ポートが2.5Gbpsに対応し、マルチWANロードバランシングなど高度な機能を持っている。サイズが、UXとUXG-Liteで98×98×30mmと小型なのも特徴だ。

左から、「Cloud Gateway Ultra(UCG-Ultra)」、「Gateway Lite(UXG-Lite)」、「UniFi Express(UX)」

 これらのハードウェアのトラフィックなどの情報は、ローカルに加え、クラウドの管理画面により見える化できるのも特徴だ。同社のクラウドサービスは月額料金が必要なサブスクリプションでなく、ハードウェアを買えば利用できる。

展示されている管理画面