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次世代クラウド会計ソフト「弥生会計 Next」の全機能を無料で利用可能、「先行体験プログラム」提供開始

「弥生会計 Next」の全体像

 弥生株式会社は10月17日、法人向けクラウド会計ソフト「弥生会計 Next」のオープンβ版として「先行体験プログラム」を開始したと発表した。2025年春以降に正式リリース予定の同ソフトの全機能およびカスタマーサポートを無料で利用できるもので、現在、参加者(法人)を募集している。参加者からの声をもとに、ニーズに沿うサービスの開発および品質向上と、正式リリースに向けたパワーアップを図る。

 弥生では2023年10月、クラウドサービスの新ブランド「弥生 Next」を立ち上げ、その第1弾として「弥生給与 Next」を提供開始している。今回、先行体験プログラムを開始した「弥生会計 Next」は第2弾にあたり、従来の「弥生会計」や「弥生会計 オンライン」とは異なる全く新しい製品になっているという。

 これまで限定ユーザーへのテスト利用実施を含めて段階的に開発を進めてきたが、会計業務に必要な基本機能である取引データの自動取込/自動仕訳、各種帳簿の自動作成、決算書の自動作成などの機能を実装したほか、「弥生 Next」プラットフォーム上において見積/納品/請求書の作成、経費精算の申請/承認、証憑管理の機能を実装したことから、先行体験プログラムとして広く案内することにした。

 先行体験プログラムの募集期間は2025年3月31日まで、実施期間は2025年6月30日までの予定。先行体験プログラム期間内に入力した会計データは、正式リリース後も引き続き利用できるようにする予定だ。

 「弥生会計 Next」の正式リリース時の料金プランは年額3万円~10万円程度を想定。会計業務や請求業務が利用できる必要最小限のプランや、経費精算や部門管理に対応するプランなど、必要な機能・サポートに合わせて料金が段階的に設定される。先行体験プログラムの参加者には、正式リリース前に料金プランなどの詳細を連絡し、自動で有償プランに変更されることはないとしている。

弥生株式会社のクラウドサービス新ブランド「弥生 Next」で目指す領域