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弥生、外部サービスとのAPI連携を加速。「Anyflow Embed」活用して開発工数を10分の1に短縮

 弥生株式会社は7月19日、API連携強化を目的として、Anyflow株式会社との業務提携を開始したと発表した。Anyflowは、ノーコードでSaaS同士を連携できる組み込み型iPaaS(Integration Platform as a Service)の「Anyflow Embed」を提供している。弥生では、Anyflow Embedを活用することで自社のSaaSと他社のSaaSを連携するための開発工程を大幅に短縮する。

 弥生が提供する「弥生会計」などのSaaSは、金融機関やクレジット会社などのAPIを用いて自動で明細を取り込む機能が搭載されているため、ユーザー側での手作業によるデータ入力が削減されている。しかし、他社SaaSとのAPI連携を新たに開発するには通常、3~6カ月間かかるという。弥生では、他社SaaSとのAPI連携にAnyflow Embedを活用することで、開発工数が10分の1に短縮できるとしている。

 これにより、より多くのSaaSが弥生のSaaSとAPIで接続できるようになるという。具体的には、ECサイト、経費精算、請求書関連サービス、経営分析ツール、グループウェアとの連携を段階的に開始する予定だ。