「定額減税」への対応機能、弥生の給与計算ソフトでは5月中に提供開始予定

　弥生株式会社は、同社の給与計算ソフトにおいて、「定額減税」に対応する機能の提供を2024年5月中に開始する予定だと発表した。

　「弥生給与 24＋クラウド」「やよいの給与計算 24＋クラウド」「弥生給与 Next」「やよいの給与明細 Next」の各製品において、6月からの月次減税事務に対応したプログラムを提供する。具体的には、1）定額減税対象者の判定、2）家族情報の登録内容を基にした定額減税額の算出・管理、3）定額減税額を反映した給与（賞与）所得税額の算出、4）定額減税額の給与（賞与）明細書等への記載――に対応する。機能の詳細や対応プログラムの提供が決まり次第、同社の法令改正情報ページで告知する。

　令和6年分の所得税や住民税を一定額減税する定額減税は、6月1日以降の給与支払（賞与が先にある場合は賞与）を対象として実施される。これに伴い、企業の給与計算担当者は、6月1日以降に支払う給与や賞与から対応が必要になる。具体的には、減税対象となる各従業員について減税額を算出・管理し、源泉徴収や給与明細書へ反映など、給与計算担当者の業務負担が増える見込みだという。

　なお、年末調整に関しても、「弥生給与 ＋クラウド」「やよいの給与計算 ＋クラウド」「弥生給与 Next」において、定額減税に対応した機能を2024年中に提供する予定だ。