サイゼリヤ、ランサムウェア被害でサービスが一部停止。個人情報漏えいの可能性も

　株式会社サイゼリヤは10月16日、ランサムウェア攻撃を受け、一部のサービスが停止するとともに、個人情報などが漏えいした可能性が高いことを発表した。

　同社のいくつかのサーバーでシステム障害が発生し、一部のサービスが停止。外部のセキュリティ対策企業が調査したところ、不正アクセスを受けた可能性が確認され、該当サーバーをインターネットおよび社内ネットワークから隔離。その結果、重要な社内システムが一部使用できなくなっており、被害の全容は調査中としている。

　以下、現時点で判明している漏えいした可能性がある情報。

• 従業員（パート・アルバイトなど）の個人情報
• 取引先の個人情報
• 過去に採用面接を受けた一部の人の個人情報
• お客様相談窓口に問い合わせした顧客に関する情報
• 業務上で作成した電子ファイルに保存されている情報

　なお、漏えいした可能性のある情報の詳細および件数はいずれも調査中となっているが、店舗で来店者が利用したクレジットカードやポイントカードなどの情報は含まれていないとしている。

　同社では、漏えいした個人情報を悪用して迷惑メールが送付される可能性があるとし、不審なメールなどが送信された場合は開封せず、削除するよう呼び掛けている。