アイ・オー、10GbE対応の法人向けNAS「LAN DISK H」発売、最大144TBのモデルをラインアップ

HDL4-HBEX/HDL6-HBシリーズ

　株式会社アイ・オー・データ機器は、10GbEに対応した法人向けの2/4/6ドライブNAS「LAN DISK H」（HDL-HB）シリーズ全18品を発売する。4月上旬の出荷予定で、価格は17万6000円（2ドライブ／2TB）から。

　全モデルでCPUにIntel Atom C3538（クアッドコア 2.10GHz）、メモリ8GBを搭載。10GBASE-T対応の有線LANポート×2を備える。推奨同時接続台数は10GbE接続時128台、1GbE接続時。

　HDDは、24時間常時駆動を前提とした高信頼の製品を採用。HDD2台を1つのペアとしてファイル単位でデータをミラーリングする「RAIDeX」（同社の従来モデルで提供されていた「拡張ボリューム」を改称）に対応する。そのほかの冗長化方式として、2ドライブの「HDL2-HB」シリーズではRAID 0/1、4/6ドライブの「HDL4-HB」「HDL6-HB」シリーズではRAID 0/5/6にも対応する。

　USB 5Gbps対応ポート×4を備え、外付けHDDを接続して自動バックアップが可能。そのほかにUSB 2.0ポートも備える。

　同社の遠隔管理サービス「NarSuS」に対応するほか、Windows/Macアプリ「LAN DISK CONNECT」、モバイルアプリ「Remote Link Files」にも対応する。

　セキュリティ機能として、本体の物理ボタンを押しながらでないとログインできないようにし、遠隔からの不正アクセスを防止する「ワンタッチセキュア機能」、ログイン時の多要素認証、バックアップした際に前回のバックアップデータと内容を比較して、大量の変更を確認した場合にシステム管理者へメール送信する「不正ファイル操作検知機能」などを搭載する。

　2ドライブの「HDL2-HB」シリーズは、容量2/4/8/12/16TBのラインアップ。本体サイズは約183×222×202mm（幅×奥行×高さ）で、重量は約4.8～5.2kg。本体内にバックアップ用HDDを搭載できる「拡張スロット」×1を備え、外付けHDDを使わずに本体内でバックアップ環境を持つことが可能。ACアダプターが付属する。

　4ドライブの「HDL4-HBEX」シリーズは、容量4/8/16/24/32TBのラインアップ。本体サイズは約279×222×202mm（幅×奥行×高さ）で、重量は約8.0～8.9kg。本体内に2ドライブ分の空きスロットを備えており、将来の拡張が可能。電源を内蔵しており、電源コードが付属する。

　6ドライブの「HDL6-HB」シリーズは、容量6/12/24/36/48/96/120/144TBのラインアップ。本体サイズは約279×222×202mm（幅×奥行×高さ）で、重量は約9.0～10.2kg。電源を内蔵しており、電源コードが付属する。

　このほか、24TBの交換用HDD「HDLN-OPA24」も発売される。4月下旬の出荷予定で、価格は26万6200円。

HDL2-HBシリーズ

HDL2-HBシリーズ 背面

HDL4-HBEX/HDL6-HBシリーズ 背面