アイ・オー、常時駆動に対応したHDD採用の法人向けNAS「HDL-LV」シリーズ発売、「RAIDeX」対応

HDL4-LVシリーズ

　株式会社アイ・オー・データ機器は、法人向けNAS3シリーズを発売する。出荷予定は2月上旬。2ドライブの「HDL2-LVシリーズ」、4ドライブの「HDL4-LVシリーズ」、4ドライブでラックマウントの「HDL4-LVUシリーズ」をラインアップし、価格は9万4600円（2ドライブ2TB）〜53万6800円（4ドライブ32TB）。

　信頼性とコストパフォーマンスを追求したモデルだとしている。全モデルでCPUにARM Coartex-A55（クアッドコア、1.8GHz）とメモリ2GBを搭載し、HDDは、24時間常時駆動を前提とした高信頼の製品を採用。

　冗長化・データ保護技術としてRAID 0/5/6に対応するほか、内蔵HDD2台を1つのペアとしファイル単位でデータをミラーリングする「RAIDeX」に対応する。RAIDeXは、同社の従来モデルで提供されていた「拡張ボリューム」を改称したもの。同時接続台数の目安は50台。

　2.5Gbps対応LAN×1、ギガビット対応LAN×1を備える。このほか、USB 3.2 Gen 1対応×2、USB 2.0対応×2の計4のUSBポートも備える。

　ランサムウェア対策の機能として、ドライブを探索から隠すことでバックアップデータを不正な暗号化から守るオフラインバックアップ機能や、バックアップした際に、前回のバックアップデータと内容を比較して、大量の変更を確認した場合にシステム管理者へメール送信する不正ファイル操作検知機能を搭載する。

　Windows/Macアプリ「LAN DISK CONNECT」に対応し、LAN外からのリモートアクセスやファイル動機などが可能。また、容量を節約し、復元も簡単な「履歴差分バックアップ」に対応する。

　HDL2-LVシリーズおよびHDL4-LVシリーズは自動制御ファン×1、HDL4-LVUシリーズはファン×2を搭載。いずれも5年保証と、最大150万円相当分のデータ復旧サービスが標準で付属する。

HDL2-LVシリーズ

HDL4-LVシリーズ

HDL4-LVUシリーズ

お詫び
記事初出時、タイトルを「HDL2-LE」と記述しておりましたが、正しくは「HDL2-LV」でした。お詫びして訂正いたします