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領収証の人力入力で高精度にデータ化、個人事業主・小規模事業者向け経費精算サービス「Dr.経費精算」

 株式会社BearTailは24日、個人事業主や小規模事業者をターゲットにしたクラウド経費精算サービス「Dr.経費精算」パーソナルプランのベータ版を提供開始した。対応OSは、Android/iOS(2016年1月リリース予定)のほか、ウェブブラウザーからも利用可能。

「Dr.経費精算」

 Dr.経費精算は、紙やExcelで管理している経費管理を自動化するサービスで、同社が提供している「Dr.Wallet」のノウハウを活かした機能を搭載する。「レシート自動読取機能」は、スマートフォンのカメラで領収書を撮影して送信すると、同社オペレーターが入力を代行してデータ化し、ExcelやCSVの汎用フォーマットにまとめて登録可能。使用するクレジットカードや電子マネーを設定することで、明細の自動取得にも対応予定だ。

 その他の機能として、経費データの勘定科目の自動仕分け、「駅すぱあと」と連携した交通運賃の検索機能、ユーザーが利用する会計システムに合わせた仕訳データの作成、経費申請レポートのメール送信などを搭載する。また、電子帳簿保存法に対応予定としており、領収書の保管や紙・Excelへの入力、年度末の納税処理での経費データ入力作業を省くことができる。

スマートフォンのカメラで撮影したレシートを人力でデータ化

 利用料は、1ユーザーあたり月額980円だが、30日間無料で試用することもできる。また、中小規模事業者向けとなるコーポレートプランのベータ版を2016年1月中にリリース予定。

(山川 晶之)