ニュース

Synology、転送速度37%向上、写真・動画のサムネイル生成も速くなった4ベイNAS「DiskStation DS416j」

 台湾Synologyは、4ベイNASの新製品「DiskStation DS416j」を発売した。市場予想価格は5万2800円(税込)。

「DiskStation DS416j」

 3.5/2.5インチHDDを最大4台まで取り付け可能で、80mm冷却ファンを2基装備。ハードウェア暗号化エンジンも備える。1.3GHz駆動のデュアルコアCPU(Marvell Armada 88F6828)、DDR3 512MBのメモリを搭載しており、転送速度はリード112.82MB/秒以上、ライト101.2MB/秒以上で、前機種(DS414j)と比較して37%向上。また、内蔵浮動小数点ユニットによってメインCPU全体の能力が向上。写真・動画をアップロードする際のサムネイル生成がより速くなったという。

 FTP、SMB2、AFP、NFS、WebDAVなどのネットワークプロトコルに対応するため、Windows/Mac/Linuxなど異なるプラットフォームとシームレスなファイルの共有が可能。また、「CloudStation」により、複数のデバイス間でファイルを同期/バックアップができる。Synology独自のOS「Disk Station Manager(DSM)」による管理オプションに加え、iOS/Androidデバイス用の音楽、写真、動画コンテンツ専用アプリが提供される。ルーター構成やポート転送を行わずにブラウザーやモバイルデバイスからアクセスできる「QuickConnect」にも対応する。DLNA準拠のデジタルメディアサーバーとしても機能し、家庭のマルチメディアセンター用途にも最適だという。

 インターフェイスはUSB 3.0×1、USB 2.0×1、ギガビットイーサネット×1。消費電力は12.75W(アイドル時)、21.6W(負荷時)。本体サイズは168×184×230mm(幅×高さ×奥行)、重さは2.21kg。前面のLEDは4段階の輝度に変更可能で、指定した時間ごとに明るさを変えるスケジュール管理ができる。

(磯谷 智仁)