ウェザーニューズが空用ライブカメラを1000台へ拡大、設置者募集


 株式会社ウェザーニューズは18日、気象監視用ライブカメラの設置参加者を募集開始した。応募対象は、携気象情報サイト「ウェザーニュース」携帯版の有料会員(月額315円)で、採用は500人。Webカメラは無償で貸し出されるが、窓際に設置スペースが確保でき、ブロードバンド環境などの設備が整っていることが条件となる。

 ウェザーニューズでは、ライブカメラの設置を2004年から開始し、現在、国内外500カ所以上で運用している。設置場所は、47都道府県すべての県庁所在地や人口規模の大きな都市をはじめ、東京タワー、大阪城、富士山をなどの観光名所、台風や津波来襲時などに対応するための海岸線など。ライブカメラの映像は、「ウェザーニュース」の「ライブカメラ Ch.」や、気象情報番組「SOLiVE24」などで配信している。

 ウェザーニューズは、「今夏に予想される台風やゲリラ雷雨に備え、刻々と変化する空をリアルタイムで監視できるライブカメラ観測網を拡大することにした」と説明。今回は、全国からライブカメラ設置参加者500人を募集し、これまでに設置した500台と合わせ、合計1000台まで拡大する。Webカメラの設置期限は「特に決めていない」とのことで、「5年前に設置した人で、今も継続している人もいる」という。今回は、ライブカメラ未設置地域の人を優先して採用する予定とのことだ。

 参加したい場合は、指定のメールアドレスへ応募するが、その際、ライブカメラの設置場所から見える景色を写真に撮って添付する。景色は、画面半分以上に空が写ることが望ましいという。また、「ブロードバンドルータがあるか」「ルータLANのポートがカメラ専用でとれるか」「ルータはIPアドレス自動取得(DHCP)機能が有効になっているか」などの質問への回答を明記する。なお、Webカメラは業務用でサイズは80×113×43mm(幅×高×奥行)。ウェザーニューズ側でライブカメラの映像を1分ごとに取得する。

設置するWebカメラ。下部にLANポートを装備


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(野津 誠)

2009/6/18 15:47