MAPPLE「でっか字」地図採用、2万2800円の5インチポータブルナビ


PersonalNavigation CiViシリーズ「DTN-X600」

 株式会社トライウインは、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)の新製品として、5インチディスプレイ搭載の「PersonalNavigation CiViシリーズ『DTN-X600』」を10月下旬に発売する。オープンプライスで、想定希望価格は2万2800円。

 DTN-X600は、タッチパネル式5インチTFT液晶ディスプレイを搭載しており、大きさは138×90×15.5mm(幅×高さ×奥行)、重量約220g。吸盤式の車載キットでダッシュボードなどに固定し、付属のシガー電源アダプターで電源を供給する。本体にリチウムポリマーバッテリーを内蔵しているため、車外に持ち出しても利用でき、動作時間は約3時間。SDカードスロット、USB充電端子、ステレオ出力端子、モノラルスピーカーなどを装えており、MP3/WMAなどの音楽再生も可能だ。

 ナビゲーションソフトは、昭文社の子会社であるキャンバスマップル株式会社が開発した「MAPPLEnavi」を採用。付属の4GBのSDカードに収録して提供する。

 キャンバスマップルによると、MAPPLEnaviの特徴は、カーナビを使い慣れていない初心者にも配慮し、昭文社の紙地図やガイドブックなどの特徴を継承していることだという。地図上の文字表示について、通常サイズのほか、約1.3倍の「でっか字」、約1.5倍の「もっとでっか字」へ切り替えが可能だ。また、ガイドブック「まっぷるマガジン」などに掲載の施設や店舗に割り振った8けたの番号「まっぷるコード」を入力して地図検索が行える。さらにドライブガイド誌などに掲載されている「マップコード」にも対応しており、コードナンバーを入力するだけでピンポイントで目的地を設定できる。

 収録している地図は、昭文社の道路地図帳「スーパーマップル」のテイストを再現したもので、スケールは10m~200kmの14段階。昭文社が保有するコンテンツも収録しており、「まっぷるマガジン」などのガイドブック情報を閲覧できるほか、「GIGAマップル渋滞ぬけみち首都圏道路地図」「GIGAマップル渋滞ぬけみち京阪神道路地図」に掲載の抜け道に加え、全国31都道府県の抜け道も水色の点滅線で表示される。


文字表示サイズの比較。左から通常サイズ、約1.3倍の「でっか字」、約1.5倍の「もっとでっか字」

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(永沢 茂)

2009/10/20 16:14