「XMLコンソーシアム」が活動終了、XML普及で10年の活動に幕


 XMLの普及啓発を推進してきた任意団体「XMLコンソーシアム」は、3月31日をもって活動を終了すると発表した。

 XMLコンソーシアムは、XMLの普及啓発の推進を目的として、Javaコンソーシアムや富士ソフトABC、NTTデータなどが参加して2000年7月に設立を発表。XMLを中心とした基礎技術、応用技術、利用技術などについて、主に企業情報システムでの活用に向けて取り組んできた。

 XMLコンソーシアムでは、毎年行ってきた会員アンケートで、2009年末には「XMLは普及した」との認識が94%に達するなど、コンソーシアムの活動は初期の目的を達成したと判断。活動終了を決定した。

 活動の終了に伴ない、新たに「XMLコンソーシアム コミュニティ」を設立。コンソーシアム活動で培われた人的ネットワークの継続や成果物の管理を行う。また、現コンソーシアムメンバーを中心に、コンソーシアム活動の一部を継承するとともに、今後の社会とビジネスを支えるIT利活用を模索するコンソーシアムの設立も検討する。


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(三柳 英樹)

2010/3/26 16:55