PCから1日4時間以上の長時間ネット利用者、女性20代と10代で割合に大きな差


 NTTレゾナント株式会社は16日、「gooリサーチ」の20歳以上の登録モニターを対象に実施した「メディア利用状況」の調査結果を発表した。調査は、6月2日から6月4日まで非公開型インターネットアンケート方式で実施し、1561人からの有効回答を得た。

 1週間における各メディアの利用頻度について、毎日利用しているとの回答が最も多かったのは「インターネット(PCから)」の87.8%で、これに「テレビ」が87.5%でほぼ並んだ。以下は、「新聞」が52.7%、「インターネット(携帯電話から)」が27.3%、「ラジオ」が14.2%、「インターネット(スマートフォンから)」が3.3%、「雑誌」が2.9%の順。

 女性よりも男性の方が、テレビよりもPCからのインターネットを毎日利用する傾向が強かった。

 1日における各メディアの利用時間をみると、1時間以上利用している人の割合は「インターネット(PCから)」が77.9%で最も多く、次いで「テレビ」が77.4%だった。

 なお、PCからインターネットを1日4時間以上利用している長時間利用の割合は、全体平均で19.9%だった。性年代別では、女性20代が25.9%で最も多く、次いで男性40代が23.1%、女性50代が22.5%の順。一方、最も少ないのは女性10代で13.6%。


1日あたりのPCからのインターネット利用時間(「gooリサーチ」の調査結果より)

 これに対して、携帯電話からのインターネット利用時間では、1日に1時間以上利用する割合が最も高かったのは女性10代で53.6%に達した。次いで女性20代が29.0%、男性10代が26.3%。一方、40代、50代では少数にとどまっており、年代別の差異が顕著に現れたとしている。

 調査ではこのほか、インターネットの利用目的やソーシャルメディアの利用率についてもとりまとめている。


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(永沢 茂)

2010/7/20 15:53