Thunderbird 3.1.1/3.0.6公開、複数の脆弱性を修正


Thunderbird 3.1.1

 Mozillaは21日、メールソフト「Thunderbird」の脆弱性を修正したバージョン3.1.1および3.0.6を公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版の各国語版があり、Mozillaのサイトから無料でダウンロードできる。

 Thunderbird 3.1.1では合計10件の脆弱性を修正。脆弱性の重要度は4段階で最も高い“最高”が5件、2番目に高い“高”が2件、3番目に高い“中”が3件。メモリ安全性の問題や、不正なPNG画像の処理に関する問題など、任意のコードを実行させられる危険のある脆弱性を修正している。Thunderbird 3.0.6でも、同様の脆弱性7件を修正している。

 現在、Thunderbird 3以降のバージョンを利用しているユーザーには、48時間以内に自動更新機能による通知が表示されるほか、「ヘルプ」メニューから「ソフトウェアの更新を確認」を選択することで手動による更新も可能。また、Thunderbird 3.0系列のバージョンは12月でサポートが終了するため、MozillaではThunderbird 3.1.1へのアップデートを推奨している。


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(三柳 英樹)

2010/7/21 16:26