G Dataが日本でのフィッシング対策を強化、JPCERT/CCらと連携
「G Data インターネットセキュリティ 2011」のパッケージ |
G Data Software株式会社、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)、JPCERT/CCが事務局を務めるフィッシング対策協議会の3者は21日、日本におけるフィッシング対策で連携すると発表した。同協議会が保有するフィッシングサイトの最新情報をG Dataに提供、G Dataのセキュリティ対策ソフトにおけるフィッシング対策機能を強化する。
フィッシング対策協議会では、確認されたフィッシングメールやフィッシングサイトの情報を収集して緊急情報として広く注意喚起する活動などを行う一方、JPCERT/CCでは、フィッシングサイトが設置されている事業者に閉鎖を依頼するなどの調整業務を担当している。
また、フィッシングサイトが閉鎖されるまでの間のユーザーのリスク低減のために、最新のフィッシングサイトの情報をセキュリティベンダーなどに提供する取り組みも2月より開始。セキュリティソフトを提供する株式会社Kaspersky Labs Japanや、フィルタリングソフトを提供するネットスター株式会社との連携がすでに発表されている。
G Dataでは、7月22日にパッケージ版を発売するセキュリティソフトの新製品「G Data インターネットセキュリティ 2011」シリーズにおいて、クラウド技術を活用して日本国内のフィッシングサイトの対策を強化することを明らかにしていた。同シリーズで、フィッシング対策協議会から提供される情報が反映されるかたちになる。
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(永沢 茂)
2010/7/21 18:30
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