国際情報誌「フォーサイト」がウェブで復活、月額800円


 3月に休刊した新潮社の国際情報誌「フォーサイト」が9月1日、ウェブ版「フォーサイト」として復活した。同社としては、紙媒体を持たない初のメディアとなるが、ウェブメディアの持つ双方向性を生かしたコンテンツを提供するという。

 具体的には、各分野のスペシャリストが受け持つ「専門家の部屋」を作り、深い情報分析を試みる。例えば「アメリカの部屋」は東京財団上席研究員の渡部恒雄氏、「インテリジェンスの部屋」は春名幹男・名古屋大大学院特任教授が担当する。

 また、会員からトピック(論題)を立ち上げてもらい、会員間で情報や意見を交換する場として、“集合知の場「フォーサイト・フォーラム」”を設ける。

 料金は月額800円。決済はクレジットカードによる1カ月自動更新。会員には2005年以降のフォーサイト掲載記事約3000本を公開する。2000年から2004年までの掲載記事も年末までに公開する予定。


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(増田 覚)

2010/9/1 10:00