Gmail、重要なメールを優先的に表示する「優先トレイ」ベータ版を開始


 Googleのウェブメールサービス「Gmail」で、受信したメールに優先度を付けて表示する「優先トレイ」機能のベータ版が開始された。8月30日にGmailの公式ブログで「Priority Inbox」機能として発表されていたもので、日本語版のGmailでは「優先トレイ」という名称となり、編集部のアカウントでも利用できることを確認した。

設定の隣に赤字で「New!優先トレイ ベータ版」という表示があり、これをクリックすると説明のウィンドウがポップアップするポップアップしたウィンドウの「今すぐ試す!」をクリックすると、新着メールの重要度判定の設定画面が表示される

 「優先トレイ」は、新着メールに対して分析を行い、重要と思われるメールを優先的に表示する機能。重要かどうかの判定は、過去の同様のメールに対して行った処理や、よくメールを送信している相手からのメールであるといった複数の要素から自動的に判定される。判定が間違っていた場合には、ユーザーが「+」「-」ボタンにより重要度を変更することができ、これを学習していくことで判定精度が向上する。

 優先トレイ機能が利用可能となったユーザーは、Gmailの画面右上に「New! 優先トレイ」というリンクが表示される。リンクをクリックすると、優先トレイ機能がオンになり、左ペインメニューの「受信トレイ」の上に「優先トレイ」が追加される。

 設定はGmailの設定画面で「優先トレイ」タブから行うことができ、デフォルトで表示する受信トレイ、「重要な未読メール」「スター付き」など優先トレイに表示するセクション、フィルターが適用されたメールを表示するかどうかなどが変更できる。また、優先トレイの表示/非表示の設定も行える。


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(三柳 英樹)

2010/9/3 12:48