Flash Playerの脆弱性、Android版でも修正


 米Adobe Systemsは9日、深刻な脆弱性を修正したAndroid版Flash Playerの最新バージョン「10.1.105.6」を公開した。

 Flash Playerには、クラッシュが引き起こされ、攻撃者にシステムを乗っ取られる危険性のある脆弱性が10月下旬に見つかっており、Adobe Reader/Acrobatを通じてこの脆弱性を悪用する攻撃も報告されていた。

 Windows版、Mac版、Linux版、Solaris版についてはすでに11月4日、この脆弱性を修正した最新バージョンが公開されていたが、今回、Android版でも修正された。

 Adobe Systemsではこの脆弱性の深刻度を、4段階中で最も高い“Critical”とレーティングしており、Android版Flash Playerのバージョン10.1.95.1以前のユーザーに対して、最新バージョンへのアップデートを推奨している。Android端末からAndroidマーケットにアクセスして入手できる。

 Adobe Systemsでは同じく9日、Flash Media Serverについても、“Critical”の脆弱性を修正した最新バージョン4.0.1/3.5.5/3.0.7を公開し、ユーザーにアップデートを推奨している。


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(永沢 茂)

2010/11/10 13:56