「Google Person Finder」公開3週間で304万人が訪問


 ネットレイティングス株式会社は27日、東北地方太平洋沖地震の発生直後に開設された「Google Person Finder(消息情報)」の3月の訪問者数が304万人に達したと発表した。

 ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2011年3月の月間データによると、オンライン募金サイト「Just Giving Japan」の訪問者数は2月の10万人が3月は74万人に、ボランティア情報サイト「Yahoo!ボランティア」の訪問者数は2月の23万人が3月は352万人となるなど、地震の影響により震災関連サイトに多くの利用者が集まった。

 なかでも、Google Person Finderは地震発生当日の3月11日に新たに公開されたサービスでありながら、3月の訪問者は304万人となった。Google Person Finderにアクセスするきっかけとなった流入元ドメインについては、Google以外ではYahoo!ニュースなどYahoo! JAPANのサービスからの流入が多く、NHKやフジテレビなどテレビ局サイトからの流入も見受けられたとしている。

 ネットレイティングスのアナリスト西村友博氏は、「Google Person Finderは震災当日の3月11日に公開され、翌週の16日にはNHKと連携しNHKが保有する避難者名簿を検索できるようになった。その後、テレビなど、インターネット以外のメディアでも取り上げられた。テレビ局のサイトやその他震災関連サイトからもリンクが張られ広く訪問者を集めたようだ」と分析している。


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(三柳 英樹)

2011/4/27 13:08