シャープ、「SpaceTownブックス」サービス終了へ


 シャープ株式会社は7月1日、「SpaceTownブックス」サービスを終了すると発表した。登録ユーザー向けにメールで告知したほか、サイトでも案内を掲載している。8月31日に新規会員登録を終了し、9月30日に電子書籍の販売を終了する。なお、サービス終了後も、購入済みの電子書籍はそのまま利用できる。

 「SpaceTownブックス」は、2006年4月のサービス開始以来、パソコン、PDAなどさまざまな機器で利用できる電子書籍を提供してきたが、2010年より電子書籍リーダー端末「GALAPAGOS」の発表に合わせて電子書籍サービス「TSUTAYA GARAPAGOS」をカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と開始したことから、電子書籍サービスを一本化するものと見られる。

 終了するサービスは、SpaceTownブックスでの電子書籍販売で、電子書籍ダウンロード販売、「スペースタウン電子辞書」(シャープ製携帯電話向け電子辞書販売)、「WEB-NON」(定額読み放題)の各サービス。電子辞書Brain向けコンテンツ販売サイト「ブレーンライブラリー」については、引き続きサービスを継続する。

 なお、シャープは「SpaceTownブックス」会員向けに、「ご愛顧ありがとう! メディアタブレットGALAPAGOS乗換キャンペーン」を7月1日から7月31日まで実施。電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」に対応する端末「メディアタブレットGALAPAGOS」購入者先着500名に、もれなく3000円のQUOカードをプレゼントする。応募には「SpaceTownブックス」会員IDによるログインが必要となる。


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(工藤 ひろえ)

2011/7/1 18:42