「Skype 5.2 for Mac」公開、グループビデオ通話中のスクリーン共有が可能に


 ルクセンブルグのSkypeは5日、「Skype 5.2 for Mac」を公開した。このバージョンでは、グループビデオ通話中のスクリーン共有、マルチタスクの改善、Mac内蔵HDカメラのサポートなどの新機能が含まれている。Mac OS X 10.5.8以降に対応し、無料でダウンロードできる。

 これまでSkype for Macでは、スクリーン共有機能を1対1ビデオ通話では無料で利用できた。新バージョンでは、グループビデオ通話でもスクリーン共有機能を利用できるようになった。なお、グループビデオ通話を行うためには、参加者の少なくとも1人がSkype Premiumに加入している必要がある(必ずしも主催者である必要はない)。月額999円、または550円の1日パスで利用可能だ。参加者すべてがSkype 5.0以上を利用する必要があり、最大10人が参加できる。

 また、マルチタスクが改善され、ビデオ通話中に別のプログラムで操作を行いながら、ビデオを表示し続けられるようになった。通話コントロールバーからミュート、切断などの操作が行える。

 ユーザーインターフェイスも改良され、頻繁に通話する相手との履歴などをサイドバーから閲覧しやすくしている。このほか、Mac内蔵HDカメラと、Logitech社B910 HDカメラをサポートした。いくつかのバグも修正されているとしている。

Skype for Macの操作のヒントをまとめたページ

 新バージョンの公開に合わせて、Skype for Macユーザー向けに、操作のためのヒントをまとめたページが用意された。

 Skypeは5月に米Microsoftによって買収されたが、Microsoft以外のプラットフォームに対しても製品改良を続けることを約束していた。今回の発表は、6月のAndroid版バージョンアップに続く発表となる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/7/6 12:06