ロジテック、複数台によるローミング機能搭載のIEEE 802.11b/g/nルーター


 ロジテック株式会社は20日、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LANルーター「LAN-WH300N/RE」を発表した。おもに法人を対象とした製品で、同一LAN内への複数台設置によるローミング機能を利用できるのが特徴。10月下旬発売予定で、標準価格は6279円。


「LAN-WH300N/RE」背面部

 「LAN-WH300N/RE」は、無線LAN用の外部大型アンテナ2本を搭載。電波の到達範囲が向上したほか、遮蔽物による通信への悪影響を軽減できるとしている。11n無線通信時の最大速度は300Mbps。また、100BASE-TX対応の有線LANポートを合計5ポート(WAN側1ポート、LAN側4ポート)内蔵する。

 ローミング機能は、同一LAN内に複数の「LAN-WH300N/RE」を接続することで利用できる機能。無線接続中、「LAN-WH300N/RE」の通信エリア外へ移動した場合でも、別の「LAN-WH300N/RE」があればそちらへ接続先を切り換え、そのまま通信することができる。この際、クライアント側で再接続を行う必要はないという。

 本体正面には、無線LANの自動設定方式である「WPS」用の専用ボタンを内蔵。底面には壁掛け設置用の取付穴が用意されている。

 アンテナ部を除く本体サイズは165×108×28mm(幅×奥行き×高さ)。重量は237g(アンテナ含む)。法人向け製品のため、無印刷の段ボールによる簡易パッケージで出荷される。


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(森田 秀一)

2011/10/21 12:47