「World IPv6 Day総括セミナー」11月21日開催、最近判明した遅延の事例報告


 社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)は、11月21日に「World IPv6 Day総括セミナー~コンテンツ事業者から見た日本のWorld IPv6 Day~」を開催する。会場はイー・アクセス株式会社(東京都港区虎ノ門)で、時間は午前9時30分~11時30分。Ustreamでも中継する。

 World IPv6 Dayは、世界規模のIPv6トライアルとして、今年6月8日の24時間(日本時間では6月8日午前9時~)にわたって実施されたもの。FacebookやGoogle、Yahoo!といった世界の主要サイトをはじめ、日本国内のインターネット事業者も参加して自社サイトを1日だけIPv6に対応させ、その影響などを検証した。

 トライアル終了後、特に大きなトラブルはなかったと報告されていたが、JAIPAによると、「海外のコンテンツ事業者から見た場合、日本からの一部のアクセスで遅延が発生するなど、日本ではまだ知られていない状況があることが最近分かった」という。

 セミナーでは、米Google本社からLorenzo Colitti氏が来日するのに合わせ、主要関係者を招いてWorld IPv6 Day当日の状況について改めて説明してもらう。Colitti氏のほか、日本マイクロソフト株式会社の田丸健三郎氏(技術統括室/Microsoft Innovation Center)、NECビッグローブ株式会社の南雄一氏(基盤システム本部システム開発グループエキスパート)らが登壇する。

 なお、セミナーは英語で進行する予定で、通訳はない。参加するのに事前登録は不要だが、状況次第で立ち見になる可能性もあるという(席は150名分用意)。


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(永沢 茂)

2011/11/17 19:26