偽の「Google Play」サイトが登場、Android Marketからの改名に便乗


 米Trend Microは15日、Android向けのアプリやコンテンツを販売する「Google Play」の偽サイトがロシアで確認されたとして、ユーザーに注意を促した。

 Googleは3月6日、Android向けアプリのマーケットストア「Android Market」を、音楽や映画などのデジタルコンテンツ販売なども統合した「Google Play」に改名した。

 発見された偽のGoogle Playサイトは、この改名に便乗しようとするロシア語のサイトだ。サイトの内容としては、新しい「Google Play」アプリのダウンロードをユーザーに求めているが、実際にダウンロードされるのは「ANDROIDOS_SMSBOXER.AB」として検出されるマルウェアで、インストールすると有料のSMSメッセージが送信されるなどの被害を受ける。

 また、ダウンロードされるたびに亜種を自動生成するAndroidマルウェアとして注目を集めた「ANDROIDOS_OPFAKE.SME」に似た挙動も示すが、現時点では単に不要なファイルを挿入しているだけのため、セキュリティ対策ソフトで容易に検出できるという。

偽の「Google Play」サイト(TrendLabs Malware Blogより)

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(三柳 英樹)

2012/3/16 17:47