米Twitter、小規模事業主向け「プロモツイート」広告の運用を開始


 米Twitterは26日、広告サービス「プロモツイート(Promoted Tweets)」を、米国内の一部小規模事業主に対して提供開始したと発表した。アメリカン・エキスプレスに加盟する米国の小規模事業主の一部が、同日より利用を開始できるという。

 これに合わせ、Twitterは同サービスの紹介動画を公開。「ツイートができるなら誰でもTwitterで広告が出せる」簡単さをアピールしている。また、広告費用が発生するのは、プロモアカウント(Promoted Accounts)がフォローされた時、またはプロモツイートに対してクリックなどの行動が行われたときに限られることを説明している。

 発表文中では触れていないものの、動画の中の音声を聞くと、同社がiPhoneを強く意識していることがわかる。TwitterはiOS5でApple製品と統合されている。

 プロモツイート広告の概要を見ると、Twitterにとって、Google AdWordsに匹敵する可能性が出てくる。地元密着型のレストランやカフェ、屋台など多数の小規模事業主による少額の広告費を幅広く集めるビジネスモデルにもよく似ている。小規模事業主にとっても、利用者の興味や地域によって表示を制限でき、広告費用も少額で済むことから、気軽に利用できる強力なマーケティングツールになりそうだ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/3/27 11:38